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過去問はもう何年分もやらせているのに、模試の結果には反映されない。演習量は十分なはずなのに、と感じていませんか。EduK編集長です。伸びない人に共通しているのは、過去問で出た問題だけをもう一度解けるようにして満足してしまっているパターンです。そもそも、同じ問題は二度と出ません。この記事では、過去問を本当の得点力に変える解き直しの考え方をお伝えします。
この記事のポイント
- 同じ問題は二度と出ないので、その問題だけ解けるようにしても意味がない
- 大事なのは、間違えた問題の周辺知識まで埋めること
- 伸びる人は1年分でも、原因分析を徹底して実力をつけている
過去問を何年も解いているのに伸びない、本当の原因
過去問を何年分も解かせているのに、模試の結果に反映されないというご相談を、これまで数多く受けてきました。よくよく解き方を見てみると、間違えた問題をもう一度解き直して、その問題ができるようになったところで復習を終えているケースがほとんどです。
年数をこなしているのに結果が出ない場合、原因は演習量ではなく、そもそも復習のやり方そのものにあることが多いというのが現場での実感です。
「同じ問題は二度と出ない」という大前提
ここで思い出していただきたいのが、入試本番では、過去問で解いたのとまったく同じ問題は出ないという大前提です。つまり、間違えた問題そのものを解けるようにしても、本番の得点には直接つながりません。
本当に大事なのは、その問題を通じて見えてきた知識の抜けを、周辺までまとめて埋めることです。過去問は、あくまで自分の弱点を見つけるための道具であって、過去問そのものを完璧にすることが目的ではないという視点を持つことが、伸び悩みから抜け出す第一歩になります。
伸びる人と伸びない人、過去問のやり方の決定的な違い

間違えた問題そのものではなく「周辺知識」を埋める
例えば社会で鎌倉時代の問題を間違えたとします。この場合、その一問だけを覚え直すのではなく、なぜ間違えたのかを考えたうえで、鎌倉時代の範囲全体に他の抜けがないかまで確認するのが本来の勉強です。一つの間違いをきっかけに、関連する知識全体を点検する意識を持ってください。
英語の長文は「どこで、なぜ間違えたか」を分解する
英語の長文問題で間違えたときも同じです。どのように間違えたのかを丁寧に分解してください。読み間違えていたのか、それともそもそも読めていなかったのか。単語がわからなかったのであれば、単語力そのものを底上げする必要があります。文の意味を取り違えていたのであれば、和訳と照らし合わせながら、どこで解釈がずれたのかを確認する必要があります。原因のレベルによって、次にやるべき対策はまったく違ってきます。
満点になるまで解き直す
過去問を解いたら、最終的にその年度が満点になるまで解き直してください。ここで言う満点は、同じ問題が解けるようになることが目的ではなく、原因分析を通じて周辺知識まで埋め切ったかどうかの確認作業です。何年分も解くこと自体よりも、1年分をどこまで深く掘り下げられたかの方が、実力の伸びに直結します。
✕ 伸びない人の過去問のやり方
- とにかく年数をこなすことを目的にする
- 間違えた問題だけ解き直して終わる
- 「なぜ間違えたか」を考えずに答えを覚える
- 周辺知識には触れないまま次の年度に進む
◯ 伸びる人の過去問のやり方
- 1年分でも、原因分析を徹底してやり切る
- 間違えた単元の周辺知識まで見直す
- 「どこで、なぜ間違えたか」を言葉にする
- その年度が満点になるまで解き直す
受験のプロならこう声をかける
過去問を解き終えた子どもに対して、受験のプロであれば、まず「この間違い、他にも同じ範囲で抜けはなさそう?」と聞きます。一問の正解不正解ではなく、その周辺まできちんと確認できているかを一緒に振り返るための声かけです。
また、何年分解いたかを聞くのではなく、「その年度、もう満点になった?」と聞くようにします。年数の多さよりも、1年分をどこまで深く仕上げられたかに意識を向けさせることが、過去問を本当の得点力に変えるポイントです。
まとめ
過去問を何年分解いても伸びないのは、演習量の問題ではなく、同じ問題を解けるようにするだけで終わってしまっているからです。間違えた問題の周辺知識まで埋め、原因を言葉にして分解する習慣をつけることが、本当の得点力につながります。
年数をこなすことより、1年分をどこまで深く仕上げられるかを意識してください。満点になるまで解き直すという姿勢が、過去問演習を本物の実力に変えていきます。



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