埼玉県入試|ノートまとめが得意なのに成績が伸びない理由

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ノートはいつも丁寧で感心するのに、なぜかテストの点数がそれに見合わない。もどかしく感じていませんか。EduK編集長です。ノートで本当に大事なのは、きれいにまとめることではなく、自分が気づいたことを書き残しておくことです。過去の自分がどう考えたのかを思い出せるノートは、実はものすごく強い武器になります。この記事では、まとめノートをやめるべき理由と、本当に点数につながるノートの作り方をお伝えします。

この記事のポイント

  • ノートの目的は「過去の自分の気づき」を残すこと
  • 黒板や教科書を丸写しするまとめノートは、実は必要ない
  • いいノートの条件は、自分の解答・丸つけ・原因・解き直しの4点セット

ノートが丁寧なのに点が伸びない、よくある誤解

きれいにまとめられたノートを見ると、保護者としては安心してしまうものです。ですが、ノートの美しさとテストの点数は、残念ながら比例しません。まとめる作業に時間をかけているのに、それがそのまま得点力につながらないというのは、実はとてもよくあるパターンです。

これは、ノートの取り方そのものというより、ノートを何のために取っているのかという目的の部分が曖昧になっていることが原因です。

 

ノートの本当の目的は「過去の気づき」を残すこと

ノートで一番大事なのは、自分が気づいたことを書いておくことです。授業中や問題を解いているときに「あ、こういうことか」と思った瞬間の考え方を残しておく。これが、過去の自分がどう考えたのかを未来の自分に伝えるためのノートになります。この考え方を知っているだけで、周りの友達より一歩進んだノートの取り方ができるようになります。

逆に言えば、誰かの説明をそのまま書き写しただけのノートには、この「気づき」が入っていません。だからこそ、後で見返したときにあまり役に立たないのです。

 

まとめノートをやめるべき理由

まとめノートでやってはいけないのが、黒板の内容や教科書の内容をそのまま全部書き写すことです。もしそこまで丁寧に写すのであれば、教科書に気づいたことを直接メモしていく方がよほど効率的です。

考えてみてください。復習するとき、過去に自分が書いたノートと、すでにきれいにまとまっている教科書や講義系の参考書、どちらをよく見返しますか。自分が過去に気づいたことが書き込まれている方を、圧倒的によく見返すはずです。ノートは何のために取るのかといえば、復習のためです。それなら、教科書よりまとまりが劣るまとめノートを一からきれいに作る必要はありません。

もちろん、自分の頭の中を整理するためのメモや、理解を深めるために図を描くことは大歓迎です。ペンを走らせて自分なりに考えを整理する作業は、まとめノートとはまったく別物として、どんどんやってほしいと思います。

問題集で作るべき「いいノート」の条件

ノートが基本的にアウトプットのためのものだとすると、日々の問題演習で本当に価値のあるノートとはどんなものでしょうか。問題集を解くときは、必ず解答欄に書き込みをしてください。いいノートには、次の4つの要素が揃っています。

  • 自分の解答が書いてある
  • 丸つけがしてある
  • 間違えた原因が書いてある
  • 解き直しがしてある

特に4つ目の解き直しをしていない子が、実はとても多いというのが現場での実感です。

「丸つけして終わり」は解けたことにならない

丸つけをした時点で満足してしまい、そこで終わりにしているケースをよく見かけます。ですが、それでは解いた気になっているだけです。本当に解けるようになったかどうかは、丸をもらえるかどうかで判断してください。間違えた問題は、丸をもらえるまでもう一度きちんと解き直す。丸がもらえなかったら、なぜダメだったのかをもう一度考える。これを徹底することが、点数に直結するノートの取り方です。

よくある失敗が、間違いを何となくごまかしてしまうことです。「なんとなく分かった気がする」で流さず、原因を言葉にして書き残すようにしてください。

気づいたことは「解説欄」に書く、問題文には書かない

その問題から学んだことや、まとめておきたいと思ったことがあれば、本の解説部分に書き込んでください。理由は単純で、後で見返すときに戻ってくるのは解説部分だからです。

ただし、問題文そのものに書き込みをするのは避けてください。答えのヒントになる内容を問題文に書いてしまうと、次に同じ問題を解くときにネタバレした状態になってしまいます。問題文に書いていいのは、その問題が過去に解けたか間違えたかのチェックだけにとどめてください。

✕ ダメなノート例

問題12
x²-5x+6=0
(x-2)(x-3)=0
x=2, 3
丸つけして終わり。原因も解き直しもなし。

◯ いいノート例

問題12(1回目:✕ 2回目:◯)
1回目の答え:x=2(不正解)
原因:因数分解で6と-1の組み合わせを誤った
解き直し:(x-2)(x-3)=0 → x=2, 3(正解)

 

受験のプロならこう声をかける

きれいなノートを見せてくれた子どもに対して、受験のプロであれば「このノート、後で見返したくなる?」と聞きます。見た目のきれいさを褒めるのではなく、実際に復習で使えるノートになっているかどうかに焦点を当てるためです。

また、丸つけで終わっている問題集を見つけたときは、「この問題、もう一回丸もらえる?」と声をかけます。解けた気になっている状態から、本当に解けるようになるところまで一緒に確認する姿勢が、子どものノートの質を変えていきます。

 

まとめ

ノートで大事なのは、きれいにまとめることではなく、自分が気づいたことを残すことです。黒板や教科書を丸写しするまとめノートは思い切ってやめて、教科書に直接気づきをメモしていく方が、復習の効率は上がります。

問題集では、自分の解答・丸つけ・原因・解き直しの4点をセットにすることを徹底してください。丸つけで終わらせず、丸をもらえるまで解き直す。この積み重ねが、丁寧なノートを本当の得点力に変えていきます。

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