学校選択問題、数学・英語で差がつく単元|埼玉県入試

この記事は約7分で読めます

浦和や大宮など上位校を目指すご家庭の多くが見落としがちなのが、学校選択問題は通常の県立入試問題とは難易度も出題傾向も大きく異なるという事実です。EduK編集長です。同じ勉強法、同じ問題集で対策していては、本番で通用しないケースが少なくありません。数学・英語それぞれで実際に差がつく単元は、現場で見てきた限りかなり明確に絞り込めます。この記事では、限られた時間で最大の効果を出すための単元選定を、具体的にお伝えします。

この記事のポイント

  • 学校選択問題は、通常の県立入試問題とは難易度・傾向が異なる
  • 数学・英語ともに、差がつきやすい単元はある程度絞り込める
  • 限られた時間で効果を出すには、単元選定が対策の鍵になる

「普通の対策」では学校選択問題に通用しない理由

上位校を志望するご家庭からよく受ける相談の一つが、標準的な問題集を一通りこなしているのに、模試や過去問になると急に点数が伸びなくなるというものです。よく話を聞いてみると、対策している問題集の多くが、学校選択問題を採用していない標準的な県立入試を想定した内容になっているケースがほとんどです。

学校選択問題は、同じ埼玉県公立高校入試の中でも、上位校を中心に採用されている別枠の問題です。出題される単元自体は共通していても、問われる思考の深さや処理量が明らかに異なります。標準的な対策だけを積み重ねていても、本番でその差に気づき、焦ってしまう受験生を毎年見てきました。

この違いに早めに気づき、対策の方向性を切り替えられるかどうかが、上位校合格のカギを握っているというのが、現場での実感です。

 

学校選択問題の出題の仕組みと難易度

学校選択問題は、標準問題に比べて思考力や記述力を要求する設問の比率が高い傾向にあります。細かい出題構成や年度ごとの変化については、埼玉県教育委員会が公表している過去の入学者選抜資料で必ずご確認いただきたいのですが、単純な知識や公式の当てはめだけでは対応しきれない問題が多いことは、指導現場でも広く認識されている点です。

参考:埼玉県教育委員会 高校入試情報

数学では、標準問題であれば公式を当てはめれば解ける設問が、学校選択問題では複数の単元をまたいで組み合わされた形で出題されることが多くなります。英語では、長文の分量が増えるだけでなく、条件付きの英作文など、表現力そのものを問う設問の比重が高まる傾向があります。

こうした違いを知らずに標準問題ばかりを解いていると、知識としては十分でも、本番の出題形式に対応できないまま入試を迎えてしまうことになりかねません。

 

プロが教える、数学・英語で差がつく単元の優先対策法

数学:関数と図形の融合問題を重点的に

学校選択問題の数学では、関数と図形を組み合わせた総合問題が差のつきやすいポイントです。単元ごとの基礎が固まっている前提で、複数の単元を組み合わせた応用問題に早い段階から取り組んでおくことをおすすめします。

学校選択問題の過去問に取り組む中学生の様子

英語:条件英作文と長文の読み込み量を増やす

英語では、条件付きの英作文に慣れているかどうかで差がつきやすくなります。与えられた条件を満たしながら自分の言葉で表現する練習を、日頃から少しずつ積み重ねておくことが効果的です。

過去問は学校選択問題専用のものを使う

標準問題用の過去問だけでなく、学校選択問題が出題された年度の過去問を必ず解いておいてください。出題形式に慣れておくことで、本番での時間配分の感覚もつかみやすくなります。

解けなかった問題は単元をまたいで復習する

学校選択問題は複数の単元が組み合わさって出題されるため、間違えた問題を復習する際は、関連する単元をまとめて見直すことが重要です。一つの単元だけを見直しても、同じような組み合わせの問題に対応できるようにはなりません。

 

まとめ

学校選択問題は、標準的な県立入試問題とは異なる視点での対策が求められます。数学であれば関数と図形の融合問題、英語であれば条件英作文と長文への慣れが、特に差のつきやすいポイントです。

標準対策だけで満足せず、学校選択問題専用の過去問や応用問題に早めに触れておくことが、上位校合格への近道になります。志望校のレベルに合わせて、対策の方向性を今一度見直してみてください。

コメント